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ナラの木 [災害支援]

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東日本大震災で多くの方々が心を痛めてみえるなか、人々を元気づけようとアメリカのDiana Doan-Crider氏が日本クマネットワークのメーリングリストに『The Oak Tree』という詩を寄せてくださいました。この詩をより多くの方々に読んでもらおうと、麻布大学野生動物学研究室の高槻成紀氏が翻訳されていますので、ここに紹介させていただきます。

ナラの木

たいそう強い風が吹きました

昼となく夜となく
ナラの木のすべての葉っぱを吹き飛ばし
枝をびゅんびゅんと揺らし
木の皮も引きはがすほどでした

ついにナラの木は丸はだかなってしまいました
それでも地面にしっかり立っていました
ほかの木はみんな倒れてしまいました

くたびれてしまった風は
あきらめて言いました
「ナラの木よ、どうしてまだ立っていられるのだい?」

ナラの木は言いました

「あなたは私の枝を折ることも
すべての葉っぱを吹き飛ばすことも
枝を揺らすことも
私をゆさゆさと揺することも
できます

でも私には大地に広がる
根っこがあります

私が生まれたときから
少しずつ強くなりました
あなたはこの根っこには決してさわれません

わかるでしょう
根っこは私のいちばん深い部分なのです

実は今日まで
私はそのことがよくわかっていませんでした
自分自身がどれだけものごとに耐えられるかを

でも、今おかげでわかりました
自分が知っていたよりも
私はもっと強くなったのです」

*******************
この詩を東北弁などに訳しているのです。
言葉の力は心には大きな役割があることを感じます。

この詩を広めてほしいと・・・
訳をされた高槻教授はおっしゃっています。
「がんばれナラの木」のサイト→http://blog.goo.ne.jp/oaktree1949
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